監理支援事業協議会

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会長挨拶

 外国人材の受入れが、企業の持続的な成長にとって欠かせない時代になってきました。特に、コンプライアンスを重視し、正しい制度理解のもとで外国人を雇用したいと考える企業は年々増えています。しかし、現場では「適正な監理団体を見つけられない」 「育てた外国人が定着せず、活躍に至らない」「他社の成功事例が分からず、自社の進むべき方向が見えない」といった課題も少なくありません。

 外国人材は、日本での就労を夢見て来日しますが、就業が始まれば、その企業の姿勢や環境を驚くほど冷静に見極めています。給与の額だけではなく、 職場の雰囲気、生活支援の有無、キャリアアップの可能性 ― それらが整っていれば、自然と定着し、長く活躍してくれる人材へと育ちます。 実際に、外国人材の定着率を高めた企業では、生産性の向上や職場の活性化といった相乗効果も生まれています。

 こうした「成功の連鎖」を広げていくためには、監理団体・登録支援機関が、自らの使命と責任を自覚し、受入れ企業と共に歩む伴走者であるべきだと私たちは考えます。

 そこで私たちは、技能実習制度(新たな育成就労制度を含む)および特定技能制度の運用に関する正しい知識の普及と、 人権尊重に基づく支援体制の構築を目的として、「監理支援事業協議会」を設立いたしました。互いのノウハウを共有し、 業界の健全化に貢献するとともに、受入れ企業と外国人材の双方にとってより良い未来を創るための実践的な連携を進めてまいります。

 この協議会が、企業にとっては「安心できる監理支援機関と出会える場所」となり、さらに、監理支援機関にとっては「共に学び、成長できる場」となることを願っております。 私たちの趣旨に賛同し、ともにこの新たな一歩を歩んでくださる皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。

2025年6月1日
監理支援事業協議会 会長 澤村 美喜